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iphoneで即時発行!常時2%キャッシュバックの「Apple Card」はクレカ業界のルールを変える?

Apple Card

image: Apple

皆さんどーもこんにちは!デキる大人編集部のケンティーです!

米国時間での3月25日、年に一度の開発者向けカンファレンス「WWDC 2018」で

Appleからサプライジングな発表がありました.

 

なんと!あのAppleがクレジットカード事業に参入、ゴールドマンサックスとマスターカードと提携し、「Apple Card」という新しいクレジットカードを発行するとのこと!

Apple Payに登録するバーチャルカードとして利用できるほか、物理カードの提供も予定しています。2019年今夏から米国で展開開始するようです。

 

実はこのAppleのイベント「WWDC」では、毎年新しいハードウェアを発表するのですが、

なんと今年は「新しいハードウェア=クレジットカード(「Apple Card」)」という

生活者の意表を突くカンファレンスとなりました!

 

そこで今回はこのApple Cardについて記事を書かせていただきたいと思います! 

 

1.Apple Cardの特徴

①:iphoneさえあればすぐに発行、利用可能

Apple Card 即時発行

image: Apple

まず大きな特徴は、iPhoneから簡単に発行ができること。

Apple Payが対応していれば実店舗でもすぐに使えますし、Webショッピングでも使用可能。使っている中でもしわからないことがあった場合、メッセージアプリからすぐにチャットで問い合わせが行えるのもおもしろいですね!

 

②:圧倒的なお得さ~常時2%キャッシュバック、各種手数料0円~

AppleCard キャッシュバック

image: Apple

Apple Cardの 2つ目の大きな特徴はその圧倒的なお得さです。

  1. Apple Cardでの決済全てが常時2%キャッシュバック
  2. Apple製品のお買い物(ソフト・ハード問わず)の際には3%キャッシュバック
  3. リアルカード(券面)でのお買い物は1%キャッシュバック
  4. カード発行料、年会費等の手数料は0円

と、ユーザーにとってかなり強いインセンティブを用意していることです!

Daily Cash

image: Apple

そしてそれらのキャッシュバックは独自のカードポイントではなく、既にアメリカで展開済みの同社の電子マネー「Apple Pay Cash」として付与されます。

残念ながら日本ではまだ未上陸のこのApple Pay Cashは、通常のApple Pay決済の源泉として使えるだけではなく、個人ユーザー同士の送金にも利用できます!また、銀行口座への送金も可能なようです。

※いま日本にある既存のサービスでいうと、「LINE Pay」とかに近いサービスですかね!

 

日本人のiphone所持率、Apple payの利用者数からすると、仮にApple Pay Cashが日本に上陸してきたらたとえ最後発だとしても、一気に日本の類似サービスはすぐに追い抜かれちゃいそうですね…。

 

③:見やすい、使いやすいUI,UXデザイン

Apple Card 家計簿

 image: Apple

三つ目の特徴は、その圧倒的に見やすい・使いやすいUI,UXデザイン。

 

着目すべきは、明細の一覧表示。

今皆さんが使っているクレジットカードの明細って、めちゃくちゃ見づらくないですか?

 

ネットで確認しようとしても、ID・パスワードがわからずイライラしたり…。

 

やっとログインできてもサイトがすごく見づらくてどこに明細があるのかわかりづらかったり…。

 

たまに「あれ? これ何のやつだっけ?」という場合がありますよね。

 

そんなユーザの不満をApple Cardは解決してくれるんです!

クレジットカード 利用明細

なんとApple Cardでは決済で得られたデータから、機械学習によりマップ上にある店舗情報とマッチングさせ、購入したお店のジャンルや店名を判定。

ジャンル毎に利用状況をチェックするなど簡単な家計簿的な使い方が可能なのです!

これは全国の奥様方や、ついつい使いすぎちゃう独身男性(≒ケンティー)も安心・便利ですね!

2.Apple Cardの戦略は?

決済事業者驚愕!Apple Cardはユーザーの購買データを一切保有しない!?

ビックデータ

 image: Apple

私が一番衝撃を受けたのは、ここでした。

 

今日本ではバーコード決済事業にものすごい数の企業が参入してきていますよね?

 

LINE、楽天、mercari、PayPay、NTTドコモ、origamiなどなど…。

 

そのほかにもゆうちょペイなどのいわゆる銀行が出しているバーコード決済ブランドも含めるとそれこそ数えきれないくらいあります。

 

ではなぜこれらの企業はこぞってバーコード決済事業に参入してくるのか?

 

様々な背景が企業ごとにあるとは思いますが、共通して言えることは

 

ユーザーの購買行動データが欲しい

 

これは、間違いないです。

 

生活者のリテラシーが上がり趣味嗜好が多様化した中で、ただ広告を打つだけでは買ってもらえないこの時代。

「ユーザがどんな人なのか」を知ることができるデータを保有している企業は大きな収益を上げています。

 

Google なんかもYoutubeの視聴履歴や検索エンジンの検索履歴といったかなり潤沢なビックデータを保持していますよね。そこからユーザそれぞれの趣味嗜好を類推し、そのユーザに最適な広告を表示させることで大きな収益を得ています。

 

その中でも購買行動データはかなりそのユーザの生活スタイル・趣味嗜好が類推しやすい良質なビッグデータなのです。

 

なので先述したように、日本の多くの企業がこぞってバーコード決済に参入しているんですね。

 

でも!Appleはあえて「我々は一切のユーザ購買データを保持、第三者共有を行わない」と明言しています!

この真意は、何なのでしょうか?非常に興味深い内容ですね。

 

3.Apple Cardの今後、日本に来たらどうなる?

Apple pay

残念ながら今回の発表では、Apple Cardの日本上陸の有無については明言されておらず具体的にこのApple Cardが日本でいつから発行可能となるのかはわかっていません。

 

ただここからはケンティーの個人的な見解ですが、

Apple Cardが日本に上陸した瞬間、現行の決済事業者をすべて駆逐してしまうかもしれないということです。

 

理由は二つ。

 

①:上陸したときにすぐに使いだせるユーザがたくさんいる

 

iphoneX


→日本人のiphone所持率:41.1% 5人のうち2人以上がiphoneユーザ

 出典:iPhoneシェア率が異常!世界と逆をいく日本のスマホ市場【2019年3月】

 

②:上陸したときに使える実店舗がすでにめちゃくちゃたくさんある

iD Quicpay

→日本のApple payはセットされたクレカに、iDあるいはQuicpayの機能が付与されるので、iDあるいはQUICPayの加盟店店舗であればApple Payを使えるので、すでに利用するためのインフラは整っているといえるでしょう。

 

ただそのセットされたクレカが「iD」or「QUICPay」のどちらになるかは、「カード発行会社」(イシュア)で自動的に決まります。

 

今回新たに発表された「Apple Card」の場合イシュアがAppleということになるかと思いますので、どちらになるのかも気になるところですね!

 

と、いうわけで、Apple Cardの日本上陸を心待ちにしましょう!

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!